2012/11/16 Fri. 17:28
ロマンスカーVSEのデザインは、日本人建築家がやっていた。。
ちょっとしたテッチャンですが、VSEはお気に入りです。
Vは、ヴォールト(円弧状の天井)の略で、まさに電車の中はヴォールト天井です。

この車両を設計デザインしたのは、じつは建築家の岡部憲明さんという方
関西国際空港をイタリア人建築家レンゾピアノ氏が設計した際に
日本人で担当した方。随所に建築家らしいディテールが発見できます。
コルビジェの5原則で有名な「水平横長窓」。
この意識があったかっどうか別ですが、私はかってにそう解釈しております。

これは過去に撮った写真ですが、景色が途切れないようにカーテンのレールをワイヤーにしております。
うーん、いかにも建築的。なのです。

そして極めつけは、座席シートが少しだけ窓側にむけてあります。(写真ではなかなかわかりませんが、)
景色を楽しんでもらいたいから、、とのことです。
進行方向にまっすぐ向いて進むのではなく、ちょっと窓側むいて進む。
言葉だけだとちょっと良いそうですが、そんなことはありません。
いろいろな演出がにくいです。
ちなみに下記は、若かりしころ乗ったイタリアユーロスターの写真。

座席は向かい合わせで「固定」。
真ん中にはコンセントとか、テーブルとかがしくまれた「壁」があります。
日本人のデザインの細やかには関心してしまいますね。
[edit]
« 司法サービスにも地域格差があるんだ?
デザインレベルUP中。 »
コメント
△トラックバック
△| h o m e |