リフレム/CRAFT 代表 緒方大介のブログです。

一級建築士・不動産戦略コンサルタントとして活動中!

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建設業の後継ぎは? 

人手不足の記事がない日は無いくらい各業界で人手確保が課題となっている。
建築を検討するクライアントからも
「人出不足で工期が遅れたりするのでしょうか??。。」
と聞かれることがありますが果たしてどうだろうか?


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答えは
「その会社によってかなり差があります」だと感じてます。

建設は元請会社を中心に、
広く、深く、重層構造で受注体制を築いてるんです。
それはほんと独特な感じで、職人同志が数十年来の取引をしている関係はよくよく耳にする話。

景気がいい時もあればそうでない時もあるのが世の常。
阿吽の呼吸の連鎖が一つの建築を作り上げているのです。

この関係を長く構築できている関係の会社は、
工期が何らかの事情で遅れる事はあっても止まることはまぁ、ありません。
だからこちらも信頼してお任せする関係です。

ただ、いろいろと情報交換すると「後継者問題」はかなり深刻だと思わざるをえない。
鉄筋コンクリート造のマンション建築で言えば、
礎をなす土工や鉄筋工は深刻だと先日聞いた。
これは設計する者としてもこれから必ず直面する課題。

この猛暑の中、鉄筋の高温は70~80度にもなり、
その中での作業は本当に過酷、過酷、過酷。
請負ってもらったからには完成させないといけない。
ほんと頭が下がりますよ。

数社の建設会社とは本当によい関係が構築でき、
その甲斐もありこちらの仕事年々増加増加。
賃貸用の建築に関してはノウハウも、知恵も、新しいアイデアも、
ほんとたくさん蓄積できつつあります。

建築はもっと面白い仕事にできるはず。
週明けはそん朝からスタートです。





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時代は変わる。ある日突然隣に旅行者が。。。 


民泊新法が施行されてから早一ヶ月。
街中を歩いていると「こんなところに?」という場所に、
突然スーツケースをガラガラする人達が出入りする事があるようです。
先日はその一現場に遭遇しました。

都内では民泊の先駆けてで特区民泊制度がある大田区。
外見や規模、立地からはごくごく普通のマンションにしか見えませんが、
実はエアビーで1泊8000円でしっかりと募集されておりました。

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新法は180日の規制があるものの、これからご近所に、
”いきなりスーツケースが、、”という時代となるかもしれません。。
完成な住宅街とか商店んが多いからということよりも、
用途地域がポイントになりますのでご注意を。

各自治体の条例は公開されておりますのでご参照を。




そして、先日出たこの記事。
住宅専用地域にコンビニ。。。
コンビニはもはや生活インフラなのです。
激しく同感。

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それから、都内では増加中の旗竿地の長屋アパート建築。
投資用のアパート物件ではよく見かけますが、
戸数によっては通路幅の制限をすべきだとの見解もあるようです。


用途地域の話で言えば、30年前は郊外住宅地に家をもっていましたが、
ライフスタイルが変わり今のトレンドは都市居住。
駅前再開発をはじめ、商業地域の土地はデヴェロッパーが目を粉にして探すマンション用地。
そして駅徒歩圏内の工業系地域は宅地化がすすみ、
本来の物流施設や工場を建てようとすると住民反対。


不動産取引をする場合、
「法令は現在のものであって、将来は改正される可能性があります。。」
との一文が必ずはいります。

購入の際は周辺をよくみてから検討する必要がありますね。
そして、近隣で新たに増えている業態は、もしかしたら新たなニーズかもしれません。
味方を変えればビジネスチャンス。ただし、法令順守は忘れずに。。









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OgataDaisuke

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